どうして葉酸が必要なの?

どうして葉酸が必要なの?

葉酸は、細胞の分裂や成熟に大きく関わる栄養素なので、卵子や胎児の成長を助ける働きがあります。特に、妊娠中の葉酸不足は母子ともにリスクがあるので、妊娠前から飲み始めることが大切です。

葉酸の効果

  • 子宮の血行を良くし、子宮内膜を厚くする
  • 精子の染色体異常に良い影響を与える
  • 赤ちゃんの『神経管閉鎖障害』と『無脳症』のリスクを軽減する
  • 悪性貧血(巨赤芽球性貧血)の予防になる
  • 産後の体調回復をサポートする

このように、葉酸には妊娠に関わる働きがあります。それぞれの項目について、詳しくみていきましょう。

子宮内膜や精子に与える良い影響

6組に1組の夫婦が不妊に悩んでいますが、原因の半分は男性側にあります。葉酸には、女性の”子宮内膜を厚くする働き”と、男性の”精子の染色体異常を改善する働き”が期待されています。妊活中は、夫婦一緒に飲んでみてはいかがでしょうか。 

胎児の『神経管閉鎖障害』と『無脳症』のリスクを軽減

妊娠初期(4~12週)に、胎児の細胞分裂が盛んに行われます。この時期に葉酸が不足すると、神経組織に障害を引き起こしたり、流産や死産という結果を招いてしまうことがあります。 

悪性貧血(巨赤芽球性貧血)の予防

胎児が大きくなると、積極的に赤ちゃんへ酸素を送るので、貧血・酸欠・うつ症状などを引き起こします。葉酸には血液を作り出す効果もありますので、妊娠中期~後期にかけてもしっかりと摂取してください。 

産後の体調回復をサポート

 母乳は血液から作られているので、葉酸を摂取することで、質の良い母乳を作ることができます。その他にも、子宮の回復・ホルモンバランスを整える効果があります。乱れたホルモンバランスや体力回復をサポートしてくれるので、産後も飲み続けることがおすすめですよ。